辞めグセ?辞め時?看護師が転職する時の判断基準

転職
この記事で分かること
  • 看護師の辞め時(転職する時)の判断基準が分かる
ナカタ
ナカタ

こんにちは、ナカタです。
2009年から働く現役ナースです。

病院・施設で勤務歴があり、

転職歴4回。

現在は高齢者施設で働いています。

一般的に、転職を繰り返すのは不利だと言えるでしょう。
しかし、「このくらい我慢だ」「辞めグセは良くない」と耐え忍んで心身を壊すと、本末転倒です

実際、わたしは 「これくらい大丈夫」「どこへ行っても一緒」と妥協しながら働いて、
不整脈が出たり、血圧が下がったりと、体調不良を起こしたことがあります。

他人のことは気にかけるのに、自分のことは蔑ろにしがちな看護師さんへ、
職場の「辞め時」を考える基準について、ご紹介します。

仕事が原因で心身に異常が出てるなら、
まずは休むことが必要です。
無理をしても、周囲に迷惑をかけるし、
自分のパフォーマンスも下がります。
心身を病んで長期療養となれば、
生活を見直す必要も出てきます。
状況を伝えても休めないのなら、
そこで働くことはオススメしません。
退職を検討しましょう。
ストレス度合いが気になる方は、
ストレスセルフチェック」(厚労省)
を試してみてください。                       

男性職員も増えてきましたが、
看護業界は女性の割合が多い職場。
独特な雰囲気はあります。
命を預かる現場でもあるため、
厳しく指導されることも...
人間関係は相手もいること。
自分だけが手を尽くしても、
改善しないことはあります。
自分が疲弊してしまう状況なら、
その場を離れるのが1番です。
              

職場の専門性・風土・やり方などで、
仕事の内容が想像したものとは違う
場合があります。
また、看護師として経験を積むうち、
関わりたい分野が変わったり、
やりたい看護が変わることも...
やりたくないこと・興味のないことで
モチベーションが維持できないなら、
転職した方が自身の成長に繋がります。

子育て・介護・引越し・転勤など、
ライフスタイルの変化から、
今まで通り働くことが難しくなる
ことがあります。
生活に加え、仕事まで変えると、
ストレスはとても大きくなります。
人によっては、
勤務時間や雇用形態を変えて、
職場に留まる方が望ましいことも。
わたしのように、
働き方が原因で体調を崩した場合、
暮らしを見直して働き方をガラッと
変えてしまうのもアリです。

入職時に確認しているはずですが、
後々から実態を知ることもあります。
給料アップが見込めない...
成長する機会が与えられない...
人手不足で残業が多い...
自分のスキルや強みが活かせない...
これでは、やる気も出ません。
労働力を搾取されるだけならば、
自分が活躍・成長できる場所へ
転職することをオススメします。

「看護師あるある」です。
本気で転職先を探すなら、
自分の不満・困りごとは何か、
興味・関心のあることは何か、
しっかり理解する必要があります。

この軸がなければ、転職に失敗します。
今のネガティブな側面は、
転職で変えられることなのか、
変えられないことなのか。
現職のメリット・デメリットは、
転職した場合と比べてどうか。
現職のメリットが少ないのなら、
転職するタイミングかもしれません。                          

「辞め時」の判断基準は、大きく2つあります。

① 心身の健康を保つことができるか
② 自分の生活を豊かにできるか

どちらか1つでも「できない」のなら、転職をオススメします。

わたしの場合、転職して1年以内に辞めた職場(転職の失敗)が2つあります。
当時のわたしは、「転職したばかりだし…辞めるわけにはいかない」と、体調不良を自覚しても、
「辞め時」なのか「辞めグセ」なのか、分からずにいました。    

「生活のために働く必要がある」とは言え、
仕事で心身がズタボロになっていては、人生を楽しむことはできません。

自分を蔑ろにしがちな方へ、わたしの経験と上記の基準が何かの役に立てば幸いです。

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