収支を洗い出して家計を管理し、ラットレースから抜け出そう

家計管理
この記事で分かること
  • ラットレースから抜け出す方法がわかる
  • 家計管理の必要性がわかる
  • 家計簿の使い方がわかる
ナカタ
ナカタ

こんにちは、ナカタです。
「ものを減らして自由に生きる」をテーマに発信しています。

社会人となり、経験を重ねるごとに、間違いなく額面上は給料が上がっているのに、
「暮らしが楽にならない...」と思うことはありませんか?

20代・30代・40代とライフステージが変化するにつれて、
結婚・育児・マイカー・マイホーム・子供の受験など、お金が必要な場面が増えてきます。

働けども働けども、
暮らしが楽にならない。
働くだけで、人生が終わる。
まるで、ラットレースのよう…

物価が上がり、
賃金が増えない中、
ここから抜け出すには、
どうすればいいのか?

結論、「収入>支出の状態をひたすら維持する」ことです。

ミニマリストのわたしが実践している、「ラットレースから抜け出す方法」についてご紹介します。

【ラットレースに陥る原因】

  • 資産と負債の区別がついていない
  • 収入の増加に合わせて支出も増やしてしまう
  • 自分の財務状況を理解していない
  • 収入を増やすことだけに注目し、
    支出の管理や投資による資産形成を考えていない

ミニマリストになる前は、ごく一般的な暮らしていました。
「一般的な暮らし」こそがラットレースの元凶だったのです。

マイカーやマイホームを購入するためにローンを組むのは「普通」。
給料が上がると生活水準も上がってくることは「よくあること」。
自分の資産・負債の総額について正確に答えられない人が「ほとんど」。
より良い暮らしをしたいなら収入を増やそうと考える人が「多い」。
2024年現在、日本では投資をしていない人が「多数派」。

購入した自動車・住宅は消耗品です。
「資産」と考えがちですが、実際は購入金額よりも価値が低く、負債となるケースがほとんど。
給料が上がった分だけ生活水準を上げるのは、ただの使いすぎです。当然貯蓄はできません。
自分の資産・負債が分からないため、今後の生活に漠然とした不安が付き纏います。
収入が増えにくい状況で努力しても、パワー不足となりがち。
合わせ技で、支出の見直しや投資を行うことで、より資産形成が加速します。

「世間一般の当たり前」を見直せば、矛盾が見えてきます。
「大多数と同じ」ではなく、自分で学び、考え、自己責任のもと行動しなくてはいけません。

今の財務状況を把握し、今後の生活について考えるためには、家計管理が必要不可欠です。

  • 収支を把握する
    →収入と支出のバランスを整えることで、
     生活が安定する
     支出を見直すことで無駄遣いを防止できる
  • 人生の質を向上する
    →自分の消費傾向を理解することで、
     自分にとって価値の高いものへ投資できる
  • お金の不安を解消する
    →ライフイベント(結婚・出産・老後など)に
     必要な資金を把握して目標設定ができる
  • ライフプランを考える
    →人生について考えるきっかけとなり、
     自己実現に向けた計画設計の手助けになる

入ってきたお給料、簡単に使ってはいませんか?
「収入>支出の状態をひたすら維持する」ためには、まずは「支出を管理する」ことです。

世の中には、ものを買わせたい人・お金を払わせたい人がたくさんいます。
マーケティングに踊らされ、「欲しい!」と思い込み、買わされてはいませんか?

お金を使うなら、「満足度」は意識するべきです。
自分の消費行動を振り返ってみてください。
「使ってよかった!」と言える支出はどれだけあるでしょうか?
毎月の支出を振り返ることで、自分の価値観が見えてくるはずです。
自分にとって価値あるものへお金を回すことができれば、人生はより充実したものになります。

少しずつでもお金が貯まれば、予算を立てて、計画的に使うことができるようになります。
ライフプランを考えることができれば、漠然とした不安も軽減するでしょう。

家計管理をするためには、「家計簿」が必要です。
家計簿は記入し、振り返り、無駄を削減し、予算を見直し、更新し続けることが大切。

わたしの場合、手書きで家計簿をつけると、漏れることが多く、続けられなかったので、
家計簿アプリとカードを連携して、ほぼ自動で作成しています。

収支を把握し、予算を設定する

ポイントは以下の通り⬇︎

  1. 収入は確実に入る金額のみで考える
    (残業代・ボーナスは含めない)
  2. 年会費・特別費など、年間予算を推測する
    (特別費:冠婚葬祭・帰省・旅行・車検などの費用)
  3. 2の予算を12ヶ月で割り、毎月の支出に加えておく
  4. 月々の固定費・変動費を漏れなく記入する
  5. 前月の収支が黒字・予算内かを確認する

マネーフォワードMI・Zaimなどの家計簿アプリを使うと
家計簿の記入・比較が簡単にできます。   
2.の年間予算は推定で構いません。
見当もつかない場合は、「給料2-3ヶ月分」としてください。
支出は漏れなく記入し、「使途不明金」はなくしてください。
収支を振り返り、赤字・予算オーバーなら「使い過ぎ」です。
「収入>支出」となるように予算を組み直しましょう

支出に優先順位をつける

月々の予算に、年会費・特別費を加えると、
大抵の方は「収入<支出」となるでしょう。 
これは「使いすぎ」です。                                                         「世間一般の暮らし」は高くつくことが分かります。                            収入が大幅にアップすることは、なかなかありません。
支出を削減する方が手っ取り早いので、
まずは支出に優先順位をつけましょう。
食事・洋服・コスメ・ブランド品・車・家・習い事…
自分は何にお金を使えたら満足度が高いのかを把握し、
限りあるお金を有意義に使いましょう。

時間の使い方について考える

収入を増やすために、残業・バイトに励むのは、
本業で疲れた自分を更に追い込むことになります。
「休息」「ゆとり」は生きる上で大切な要素です。
単純に自分の時間を切り売りするのではなく、
自分の時間(=命)をどう使えば幸せなのか、
一度考えてみてください。
自分の価値観・人生観について理解が深まれば、
予算設定や財務目標が立てやすくなるはずです。

預金以外の資産を検討する

貯金は「安全資産」と言われますが、リスク0ではありません。
収入が少なければ、増えるまでに時間がかかります。
目標金額に達しても、インフレになれば価値は下がります。
稼いだお金を守るため、資産の分散は必要だと考えます。
有価証券・不動産・金など、どの投資もリスクはつきもの。
空いた時間で勉強して、預金以外の資産も検討してください。
わたしは、NISAやiDeCoを利用しています。

ミニマリストのわたしが実践する「ラットレースから抜け出す方法」についてご紹介しました。

結論は、「収入>支出の状態をひたすら維持する」ことです

単純な話ですが、「収入>支出」の状態をひたすら維持できれば、資産は増えます。
多くの人は、贅沢三昧できるほどの資産がないので、支出に優先順位をつけなければなりません。
「ドケチ」になれば支出は減りますが、人生が寂しくなるだけです。

「自分は、何にどれだけお金・時間を使えば幸せを感じるのか?」

考える機会になれば、幸いです。

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