こんにちは、ナカタです。
「ものを減らして自由に生きる」をテーマに発信しています。
物質的な豊かさ・情報過多に圧倒される昨今、
少ないもので暮らすスタイルが注目されつつあります。
代表的なものが、「ミニマリスト」と「シンプリスト」。
「ものが少ない」「シンプルな暮らし」という共通点はありますが、
そのアプローチは異なります。
意外と知らない、これらの違いについてまとめてみました。
ミニマリストとは?
【特徴】
- 必要性重視
- ものを減らすことに注力する
- ものを所有することに対する
意識が高い - 内面的な充実感を大切にする
「必要最低限のもので、シンプルな暮らしを追求する人」
物質的な豊かさよりも、心の豊かさ・時間の余裕を重視します。
余分なものを排除し、本当に大切なものに囲まれることで、暮らしの質の向上を目指します。
シンプリストとは?
【特徴】
- 満足感重視
- もの・ことの簡素化に注力する
- お気に入りに対する意識が高い
- 心地よく暮らすことを大切にする
「生活を単純化し、シンプルな暮らしを追求する人」
もの・時間・行動・関係性など、簡素化することを重視します。
心惹かれるお気に入りのものを大切にし、必要なものだけを所有し、暮らしの質を高めます。
暮らしの比較
一言で言うと…
ミニマリスト
▶︎実用性重視
シンプリスト
▶︎本質的な豊かさを重視
ミニマリスト
必要最低限のもので暮らし、シンプルなインテリアや生活空間を好みます。
余分なものを取り除くことで、心の余裕や自由を得ることができます。
シンプリスト
もの選び・日々の行動に対して質や意味を考え、生活全般を簡素化します。
ものの数ではなく、全体的なバランスを考えて、心を豊かにするための選択が基本となります。
共通点
・優先順位を設定する:自分にとって大切なもの・ことを明確にし、必要ないもの・ことを削減する
・持ち物を見直す:使わないもの・必要ないものを手放す
・日常生活を見直す:ルーチンを簡素化し、時間やエネルギーを効率的に使う
・ミニマルな生活空間:シンプルな生活空間を作り、心地よい環境を整える
・意識的な消費行動:買い物やサービスを選ぶとき、必要なものだけに厳選する
・内省する:定期的に自分自身や暮らしを振り返る
・心の余裕を持つ:余分なもの・ことを取り除くことで、心の平穏を保つ
ものに対する考え方
一言で言うと…
ミニマリスト
▶︎必要なものを厳選する
シンプリスト
▶︎お気に入りを大切にする
ミニマリスト
少ないもので暮らすことが優先。
シンプルで機能的なものを好み、余分なものを徹底的に排除します。
シンプリスト
ものに対する価値・意味を重視。
暮らしの質を高めるため、必要に応じてものを所有することには柔軟。
心の持ち方
一言で言うと…
ミニマリスト
▶︎執着を手放し、ゆとりを持つ
シンプリスト
▶︎効率化し、満足感を持つ
ミニマリスト
ものへの執着を減らし、本当に大切なものに焦点を当てます。
シンプルに暮らすことで、ストレスの緩和・心の余裕・自由さを感じます。
自分の価値観や目標を常に見つめ直します。
シンプリスト
日常生活において、本当に必要なものに焦点を当てます。
シンプルに暮らすことで、時間やエネルギーに余裕を持ち、心地よさ・安らぎを感じます。
自分の価値観に基づいた選択を繰り返し、暮らしの無駄を省いていきます。
ミニマリスト(わたし)の暮らし
大切にしていること
「ものの数」は意識しますが、
ものを減らす理由は、
「大切なものを際立たせるため」。
ものを減らす前提として、
「心の豊かさ」「ゆとり」を失うような
選択はしません。
ものの少なさよりも、ものを厳選する理由に注目して欲しいと思っています。
「心の豊かさ」を蔑ろにして極端な生活を送ると、ストレスや疲労感に苛まれるので…
「必要最低限」に対する考え
「必要」が欠けると、
暮らしが不自由になり、
「最低限」に執着しすぎると、
自分の価値観が蔑ろになります。
自分の価値観はとても大切。
ものを厳選していく中で、不便さ・居心地の悪さなどを感じたら、一旦STOP。
自分は何を大切にしたいのか、どんな暮らしがしたいのか、もう一度考えます。
場合によっては、ものを増やすことだってあり得ます。
自分にとって価値があるもの・足りないものがあるならリストアップし、
生活に取り入れることで、より充実した人生になる可能性があるからです。
「必要以上に人と関わらなくていい」という考え方もありますが、
家族・友人など、人と関わることは、心の充実に欠かせない要素。
時には、会食やプレゼント交換などを楽しむことも大切。
人との交流を介して、新しい価値を見出す可能性があります。
ミニマリストのライフスタイルは、あくまで豊かに暮らすための「手段」。
自由を奪うものではないと考えています。
ミニマリストっぽくない暮らし
【暮らしの一例】
- 大量のストックを持つ
- 服装が変わる
- ものが増える趣味を楽しむ
- 推し活をする
「必要最低限」を突き詰めれば「なし」に分類されるような、暮らしを一部をご紹介します。
大量のストックを持つ
住居に備え付けられている天袋。
この中はほぼ空でした。
現在は大量のトイレットペーパーと
ティッシュを収納しています。
ふるさと納税を活用するなら、
生活費削減に役立てたいところ。
天袋が空いているなら、
お金・時間・空間を効率よく使うため、
ストックを持つのもアリ。
服装が変わる
歳を重ねると、
似合うものが変わり、
暮らしも変化するので、
常に気分良くいたいなら、
服装も変わると考えています。
ファッションは好きだけど、
コーデを考えるのは面倒…
そんなわたしの最適解は、
1シーズン3コーデ。
お気に入りの服を
少しだけ集めて使い倒せば、
ファッションを楽しみつつ、
快適に暮らせます。
ものが増える趣味を楽しむ
人生に「わくわく感」は大切。
無駄を削ぎ落とした分、
何かをはじめようと思うと、
いつでもトライできる状態です。
何かをはじめる時は、
ものの所有やコストを考慮しますが、
「面白そう」「やってみたい」を
重視しています。
推し活をする
ミニマリストでも「推し」はいます。
ネックはグッズの管理。
購入する時は、
現地で使うもの、
日常的に使えるもの、
思い入れのあるものなど、
自分が重視するものに厳選し、
所持する量に制限を設けることで、
生活とのバランスを取っています。
CDなどはデータ化がオススメです。
まとめ
「ミニマリスト」「シンプリスト」は、「暮らしのシンプルさ」を目指すものの、
焦点や選び方に違いがあります。
ミニマリストは「ものを減らして空間や心の余裕を持つこと」、
シンプリストは「生活全般を簡素化して豊かに暮らすこと」を重視しています。
それぞれアプローチは異なりますが、より充実した暮らしを実現するための手段となり得ます。
年末に向けて片付けを考えておられる方へ、
これらの考え方を参考にするのもアリだと思います。
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