こんにちは、ナカタです。
2009年から働く現役ナースです。
病院・施設で勤務歴があり、
転職歴4回。
現在は高齢者施設で働いています。
どの病院も施設も、常に人手不足。
わたしは4回転職しましたが、どの職場でも「退職」を伝えると苦い顔をされました。
職場の風土によっては、「ずるい」「現場はどうなるの?」などと言われたこともあります。
「退職する」と伝えた段階で、職場での関係性は大きく変わります。
穏便に事を進めるため、「退職」を伝えるまでにやっておいた方が良いことをご紹介します。
就業規則を確認する
退職の日程を考える時は、
必ず「就業規則」を確認しましょう。
「退職の申し出は◯カ月前」と
記載されている場合があります。
法律上「申入れの日から2週間」で
退職できるとされていますが、
現実的な辞め方ではありません。
円満に退職したいのなら、
規則を守りましょう。
就業規則が手元にない場合は、
人事などの担当者に確認します。
上司へ退職を伝える前に、
退職に関する疑問は解消すべき。
キャリアプランを考える
「転職」「退職」が頭をよぎったら、
一度仕事の「軸」を見直しましょう。
自分は、どこで働きたいのか、
どのような仕事をしたいのか、
どのような働き方が合っているのか、
看護師としての未来像を考えます。
仕事に関する行動計画が立てば、
在職中に転職活動を始めましょう。
働きながらの転職活動は、
体力・時間的にはハードですが、
金銭的な不安はありません。
転職候補が見つかれば、
現職の「就業規則」に沿った
退職目安を伝えておきましょう。
職場・自分の状況を確認する
「退職」を伝える時期はとても大切。
「早すぎると退職まで気まずい…」
なんて心配は二の次です。
異動・退職が重なると、
自分の希望が通りにくくなります。
「退職」を伝えるタイミングや
退職日の希望に関しては、
職場の状況に配慮することが
円満退職のポイントです。
職場で担当している業務があれば、
希望する退職日から逆算して、
引き継ぎの段取りをしておきます。
可能ならば役割を全うしてから
退職するのが望ましいです。
【退職しやすい時期】
- 年度末
- ボーナスの支給後
- 部署異動するスタッフがいない時期
- 担当している役割がない時
- 担当している役割が一段落する時
【退職が難しい時期】
- ゴールデンウイーク
- 夏季休暇
- 年末年始
- 部署異動するスタッフがいる時期
- 委員会の担当中
- プリセプター業務中
引き継ぐことを意識して働く
就業規則などを踏まえて、
ざっくりと退職時期を決めたら、
担っている仕事に関して、
引き継ぎを意識して働きます。
密かに進めるのがポイント。
上司に「退職」の旨を伝える前に
周囲にバレると後々面倒です。
必要な書類・データなどを用意し、
チーム内のスタッフに目星をつけて
協力を依頼して仕事を振ります。
自分がいなくなった後に動いてくれる
スタッフを密かに養成していきます。
異動・退職の噂があれば拾っておく
各部署の異動・退職の噂が出る
ことがあります。
どのスタッフがいつ動くのかは、
知っておいて損はありません。
自分と時期が被っているなら、
早めに上司へ「退職」の旨を
伝えにいく必要があります。
退職者は周りと駆け引きしながら
チャンスを窺っています。
ポジティブな退職理由を考える
上司に退職理由を伝えるときは、
ポジティブにまとめておくことが大切。
退職まで穏やかに過ごしたいのなら、
本音と建前を使い分けて、
相手が納得する退職理由を仕立てます。
ただし、嘘をつくのはNG。
その後の辻褄合わせが面倒です。
家族の介護・引っ越し・転勤などは
退職までの時間も限られるため、
早めに伝えるようにしましょう。
【ポジティブな退職理由の例】
- キャリア成長のため:新たなスキルを学ぶため、転職します。
- 職場文化の適合性:会社の文化が自分の価値観と合わないため、転職します。
- 学習のため:学位取得や資格取得を目指して退職します。
- ライフワークバランスの改善:結婚・出産・育児などライフステージの変化に伴い、
職場環境が合わないため退職します。 - 家庭の事情:家庭の事情で、より近くで働ける職場を探すことにしました。
上司に退職する意志を伝える
事前準備を済ませたら、
いよいよ上司に「退職」を伝えます。
定期的に意向調査がある場合は、
その機会に伝えるのが望ましいです。
引き止められても乗り越えられる
しっかりとした理由と意志を固めて、
臨んでください。
「退職を考えている」のではなく、
「退職するので」とアピールして、
退職時期の交渉まで行います。
自分の希望日はきちんと伝えつつ、
業務の引き継ぎや有給休暇を考慮し、
双方が納得できる日程を探ります。
退職日が決まれば退職届を出す
退職日が決まったら退職届を提出します。
専用の用紙がある場合もあるので、
人事などの担当者に確認しましょう。
退職届を提出した後は、
退職までの流れの案内を受けて
1つずつ手続きを進めていきます。
仕事の引き継ぎをする・挨拶まわりをする
正式に退職日が決まれば、
同僚やお世話になった方には、
公になる前に伝えましょう。
引き継ぎが円滑に進んだり、
退職後の人間関係に影響します。
担当していた業務や役割は、
退職日までしっかり勤めつつ、
後任への引き継ぎも行いましょう。
担当している方やそのご家族、
他部署・他職種の方々への
挨拶も忘れずに行いましょう。
まとめ
以上、「退職」を伝えるまでにやっておいた方が良いことをご紹介しました。
どうしたって「退職」となれば職場に迷惑をかけます。
自分の健康を害する場合、引っ越し・転勤など時間がない場合を除いては、
相手の事情も鑑みて計画的に行動しましょう。
関わりのあった方々へは、今までのサポートに感謝の意を表すことが大切です。
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